Saturday, August 17, 2013

パリを抜け出して南フランスへ ー南フランスの遊び方

パリに来て2か月もすると、私はなんだか毎日メトロに乗って移動するのにうんざりしてしまっていた。地下鉄は暗いし、汚いし、それに乗っている人の顔がとても暗いので、なんだかどんどんエネルギーを吸い取られて行くような気がしたのだ。

そこでなるべくメトロを避け、バスでの移動を心がけるようにしたところ、随分と精神的に楽になった。ただ、バスはメトロに比べて本数が少なく、ピークの時間は+20分くらい平気で余計に時間がかかるので、急いでいるとやはりメトロを使わざるを得ない。暗い地下で長く過ごしていると、人間暗くなってしまうものだとつくづく感じた。

カリフォルニアの毎日変わらない日差しを浴びていた頃と比べると、日照時間が極めて少なくなったのも、気持ちが暗くなる原因ではないかと思う。


そこでやっと理解し始めた、フランスのバカンス天国。

フランス人が意地になってバカンスに命をかけることは知られている。半分は見栄で、私はここに行った、と世間に自慢するためであるらしい。


確かに8月のしーんとしたパリに一人残って夏中どこにも行かなければ

自分がバカンスにも行けない負け犬のような気になってくるのかもしれない。

やはり見栄の他にも、やはりこのパリのあくせくした毎日と、人ごみと、車の排気ガスとじめじめとして空気から抜け出すためには、バカンスにいかなくてはならないのだ、と私は理解し始めた。


そして私も。。










  

カンヌ、アンティーブ、ニース、モナコの辺りに一か月ほど滞在した。


南フランスはパリに比べてなんとおおらかで、空と海がきれいなことか。

私はパリにしばらく滞在のあと南フランスに来て、初めてこのフランスのバカンス文化を少しだけ理解できたような気になった。


パリと南フランスがあまりに違いすぎる。


パリに仕事で住まなくてはならない人たちにとって、この 夏の間の逃避期間はないと死んでしまうくらい大切なものなのかもしれない、とばかみたいにバカンスの話ばかりするフランスのバカンス文化が少しだけ理解できたような気がした。

ホワイトディナー ホワイトパーティ@ルーブル美術館

フランスに来て1か月半ほど経った6月の半ば頃、


友達が、ホワイトパーティがあるよ、と誘ってくれました。


ロサンゼルスでも夏の間はホワイトパーティはよくやるので、まあそういうものだろう、と思って出かけて行きました。それにしても6月なのに寒く、夏のサマードレスでは無理なので、 白いジャケットを来て行きました。

さて、呼ばれて行ってみたところでは、まあロスアンゼルスでもよく見る普通のホワイトパーティをやっていたのですが、


小1時間ほどすると、なぜか友達が、「これから移動するよ」と。



聞くところによると毎年この時期に

ホワイトディナーなるものがあり、場所が直前まで知らされないそうな。


そんなのがあるんだ、面白い!

と思いちょっと疲れていたけど頑張って着いて行きました。

行き先は超有名観光スポット、ルーブル美術館のピラミッドの前。





















 全員ホワイトを来ているので、これだけ人数が集まるとかなり圧巻。

  ミニ花火みたいなのをみんなで持ったときが一番盛り上がったかな。
 ちょっと宗教っぽい、と思ってしまいました。







そしてなぜかそこでディナー。

あまり食とお酒にに対して執着のない私としては、ここでパーティだけじゃだめなの?
テーブルの用意とか大変じゃない!と思いましたが、あらかじめしっかり用意をしている人たちが多いようでした。これはいわゆるフラッシュモブのようなものなんでしょうかね。

でもホワイトパーティ自体は色々な人から聞いたので、かなりメジャーなイベントではあるようです。



ロスアンゼルスでも夏の間はよくホワイトパーティを行います。
こちらは去年のロサンゼルスのホワイトパーティの様子。

 



 

私の近い友達が主催しました。イメージは南フランスのサントロペだったそうだから、
実はホワイトパーティはやはりフランス発なのだろうか。














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Saturday, June 29, 2013

ローランギャロス



ローランギャロス、


フレンチオープン行って来ました。



















雰囲気だけでも、と思っていたのですが、錦織選手が勝ち進んだので、私が狙っていた試合は、ナダル対錦織。




そして同じコートでジョコビッチ、そしてシャラポヴァの試合も同じ日に行われます。

なんともおいしい日ではありませんか。

チケットを手に入れ、当日はどきどきしながらローランギャロスへ向かいました。

私はプロのテニス観戦は初めてでした。


感想として、

ーサッカーや野球やバスケットボールの試合などと違い、観客が静か

ーテレビでも聞こえていたけど、選手によってはボールを返すときの気合いの声が激しい

ー魔球は存在する!

−球拾い(ボールパーソン)の子供たちの動きが球拾いから入場、退場までミリタリーの動きみたいに機敏!すごい特訓を受けているに違いない

など色々なことに感心しました。


錦織選手は負けてしまいましたが、一番個人的に楽しめたのはジョコビッチの試合でした。



彼の対戦相手は、球に回転を加えて、バウンドしたところで球の勢いが消えてその場所で落ちるという、素人から見ると魔球みたいな球を時々打って来ました。



私はテニスに詳しくないので、この技が、彼にしかできないのか、比較的一般的なトリックなのかは知りませんが、 ジョコビッチは最初それに手こずります。


 この球がきて、ジョコビッチが返せない度に、あーっというため息が観客から漏れます。




しかし!



すごかったのは、ジョコビッチがこの試合中にこの魔球を見切ってしまったことです!


漫画でよく、「こいつ戦ってる間に成長してる


みたいなのがありますが、まさしくそれ!


最後のセットはいくら相手がこの魔球を打って来てもジョコビッチは返してしまうんですよ。それはもう観客も拍手です。私も感動しました。



最後の試合はシャラポヴァでしたが、正直いっていくつも試合を連続で見るのは疲れるし、お尻が痛いので無理、ということが分かり、途中で帰りました。今度テニスの試合を見に来るときは座布団!を持ってこよう。



ローランギャロスの中はテニス好きの人たちのためのディズニーランドのようになっていて、レストランやら、テニス関連グッズのお店やら、カフェ、生バンド、メディアブース、


などなど色々なものが用意されていました。しかしグッズの高さにはびっくり。私もかっこいい細身のTシャツがあったから一瞬欲しい!と思ったけど、Tシャツに40ユーロ。。。でもみんな買ってる。。ぼろもうけですね!!


と、まあ色々初めてで楽しめたローランギャロスでした



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Saturday, June 22, 2013

パリの夏その1 ヨットパーティ

 
ヨットパーティ(ボートパーティ)があるので来たら、とパリの友人が誘ってくれました。


しかしここはパリ。ボートでパーティと言えば海、としか思いつかなかった私は


???


となりました。

しかしアドレスを聞いて納得。




川があった!



しかもセーヌ川という超有名な川が!








 なるほど川の上で超素敵なプライベートボートを所有している方がいました。
このヨットは動く設計ではなく、川に浮かんでいるだけのヨットです。


そのためスペースを全て住居とパーティのために贅沢に使えます。


私は今まで美しいヨットを数々見て来ましたが、これは動かないことが前提なので、その中でも大変ユニークな作りで素敵なヨットでした。



下の階は住居とダンスフロアです。


バスタブ付きのお風呂なんて普通のヨットにはありえません。そして、エッフェルタワーが窓から見えるキングサイズのベッド。書斎。


素敵すぎます。



きっと夏の間数々のパーティをするんでしょうね。






そしてなぜか、本当になぜか、、、このパーティのアパタイザーが








 たこ焼き。。。。。。


これには驚いた。中にはたこではなくエビがはいっていましたが、普通にたこ焼きの味がする。まさかまさかこんな素敵なボートの上でたこ焼き食べながらエッフェルタワーを見るなんて誰が思ったでしょうか。


なんだか似合わない、と思いながらえび入りのたこ焼きとワインを味わい絶景DJブースから音楽をかけてくれるDJの音楽を聞きながら、たまたま色が変わっていた美しいエッフェルタワーを鑑賞した夜でしたとさ。




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Wednesday, June 19, 2013

モナコグランプリ




 5月よりフランスに来ています。

しばらくフランスに滞在する予定で準備を進めて来ましたが、どうしても5月の頭までにフランスに入っておきたかった。

その理由は

1カンヌ国際映画祭 に行ってみたい
2モナコグランプリに行ってみたい
3ローランドギャロスに行ってみたい

でした。










ニースの友人の家に滞在し、モナコを何度か訪れました。










レースを生で見たのははじめてでしたが、大迫力でした。耳栓を買っておいてよかった。レースが何度か中断してぐるぐる廻っているだけのときもありました。私には何もかも始めてだったので、友達を質問攻めにしていました。


レースが終わると今まで車が走っていたところでパーティが始まります。
モナコは税金なしのパラダイスです。
お金もいっぱい集まって来ます。
中田英寿さんや伊達公子さんも住んでいるそうです。


伊達公子さんは旦那さんがレーサーだから納得いくけど、
中田英寿 さんは自力で市民権を取ったということだから、すご。。
モナコで市民権を取るのって大変なんだそうですよ。
フランスの友人が言っていました。


彼らもかなりのお金持ちですが、それでもモナコに住むのは憧れなんだそうです。(まあお金持ちだからこそ、税金がないのでは当然か)


いやしかし、ほんっっとうにお金を持っている人が集まって来ます。
 一体何本のシャンペンを一晩に開けるのか。。



私はは正直、最後の方にはシャンペンを見るだけで吐き気がするほどでした。本当にひっきりなしに運ばれて来るんですもの。。ロサンゼルスでもこういう見せ物的にボトルをオーダーするのはありますが、モナコのそれは、半端なかった。シーズンだったせいもあるのかもしれないけど、多少下品な感じはしました。




 モナコをなめてはいけない。凡人は立ち寄るのみです。






 ここで、今まで車が走っていたんです。朝まで、ずーーーーっといつまでもパーティをしていました。私は疲れて途中で大騒音の中寝てしまい、(ロサンゼルスのクラブでは寝ることは決して許されず、目をつむっていると警備の人が来て出て行くか、起きろ、と言われるのですが、フランスは寝ていてもおかまいなしです。)その後また復活したので、

みんなにすごい技だ、と感心されました!







そして私の友人たちはまた次の日飲むんですよ。底なしです。私は元々飲めない上、本当にシャンパン攻めにされたので、本気でこの日はこんなに素敵な景色の素敵なレストランに行ったにも関わらず、少しおえっっとなっておりました。












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Wednesday, April 17, 2013

砂漠を走る コチェラへの道 


Coachellaは砂漠の中にあります。


ロサンゼルスからは砂漠を通って行くことになります。




フリーウェイを走っているとある瞬間からがらっと景色が変わります。





Los Angelesというのがいかに砂漠に近いところにあるか改めて実感します。









途中には風力発電のウィンドミルがずらっと並んでいて、

ちょっと他の惑星に来てしまったかのような錯覚に陥るのでした。



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Monday, April 15, 2013

Coachella Music Festival コチェラ




Coachella というのは


ロサンゼルスから東に2時間程行った

Indioという町のちかくで毎年行われるミュージックフェスティバル、

日本だとフェス?です。


何にでも あると思いますが、Coachellaaaaaって毎年騒ぐ人と、

アンチCoachellaの人がいます。


 去年などはあまりにたくさんの人が Coachellaに行き、

SNSがそればかりになるものだから、


誰かが

Coachella症候群 

などという言葉を、


Coachellaに行かなかった人がソシアルメディアを見て陥る精神不安状態に対して


まあ半分ふざけて名付けていたように思います。



ワタクシはCocahellaに行き始めたのはそれほど早くない4年ほど前です。
 

3日間ただ広いフィールドを

自分の見たい、もしくは友達の見たいアーティストを目指して歩き回るので、



 大変に疲れるイベントです。




ここに行くことが毎年恒例行事になっているコアなファンの方も

セレブの方もたくさんいらっしゃいます。


音楽祭の要素に加え、友達同士で広いフィールドを自由に遊び回ることが

楽しいかと思われます。




3日間のフェスの合間に数々の楽しいパーティがホテルやプライベートマンションで行われます。こちらも大変楽しいです。

ワタクシはどちらかというとフェスティバルに付随してくるパーティの方が好きです。


大抵大きいスポンサーが付いているのでご飯やドリンクが色々楽しめます。




夜のパーティの中でも人気があるのがNeon Carnivalといって、

アメリカで子供たちが行くカーニバルを模倣し、大人用にしたパーティです。




DJが音楽で楽しませてくれている間にゲームや乗り物が楽しめます。



夜は長いのでおいしい焼きたての薪ピザなどが食べられます。




Coachellaは去年から 2週末連続になったので、


来週もう一度行われますが、大きいパーティは最初の週だけのようです。



昼間はプールパーティに行き、

そのあとフェスティバルに行って、

そのあとCarnivalなどの夜のパーティに行くのです。


体力的に大変きついイベントです。



聞いた話によれば、始まった当時は2日間だけ、

規模も小さく、コアな音楽ファンしか行かないようなイベントだったそうな。


過去にはポールマッカートニーの大物が演奏したこともあります。

去年はポールマッカートニーはDJ Afrojakのステージで一緒に踊っていました。


VIPエリアに行くと、LAの人がそのまま流れて来ています。

知った顔ばかり見られます。


その他にも俳優やモデルなどが訪れます。


毎年欠かせない社交の場となっているのでしょう。


アンチCoachellaの人たちには大変うざい2週間なのでした。




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Friday, April 12, 2013

季節のないロサンゼルスと桜!



東京ミッドタウン




LAに季節がないといっても冬は結構寒くなり、夏が待ち遠しい、というのはあります。


しかし、日本のように美しい春があるわけではありません。


ロサンゼルスに長く住んでいると季節が恋しくなります。


友達が送ってくれた桜の写真を見て、急激に桜が恋しくなってしまったワタクシ。


なにしろ最後に見たのは6、7年前です。


毎年当たり前のように咲くので 日本にいたときにはそこまで感動しませんでしたが、


今となってはあの美しさが奇跡的に思えます。



ということで、このブログのテーマは世界のあらゆる所で楽しいことを追求する、


というようなことなんですが、


思い立ったが吉日、、



チケットを予約。



なにしろ桜の命は短い。


この時点で夜10時30。


次の日にはもうLAXから成田へ。



到着次の日から7年分の花見をするため様々なお花見スポットへ行きました。


井の頭公演、新宿御苑、東京ミッドタウン、隅田川、などなど。



新宿御苑



井の頭公演
しかし改めて見ると日本はどこへ行っても桜だらけですね。


どれだけ植えたんだ!


なんで日本にはそんなに桜があるの?

とLAの人に聞かれましたが、


日本人が好きだからたくさん植えたんでしょう。





確かに枝の形や、花の色、派手に咲いてあっという間に散って行く様は仏教の無常を体で表していて、日本人の心をくすぐるのでしょうか。







東京ミッドタウンのライトアップは街のサクラといった感じでステキでした。






新宿御苑は水に映った桜がステキ

Wednesday, March 20, 2013

WMC マイアミウィンターミュージックカンファレンス

この時期になるとLAからも多くの人がMiamiに遊びに行きます。

そう、Miami Winter Music Conferenceの時期です。

EDMが好きだった私は8年くらい前に初めてマイアミに行きました。

当時LAではヒップホップがメインで、どこのクラブに行ってもヒップホップが流れている状態でした。

ロサンゼルスでハウスミュージックを楽しむためにはそれ専用のクラブ、AvalonだとかVanguardという大きいクラブに行かなければなりませんでした。

そういうクラブはいわゆるLAのおしゃれなクラブとは全く異なり、誰でもお金を払ってDJを聞きに行く、という感じでしたので行く人の層も様々で中に入ってもあまり美しくないし、可愛い女の子に会えるということもあまりありません。

しかしここ数年、LAのクラブの音楽はほとんどハウスミュージックが中心になり、どこへ行ってもそこそこいい音楽が聞けるようになりました。



さて前置きが長くなりましたが、ここ数年ほぼ毎年私もこの時期にマイアミに行っていました。ただ今年はこの先に少し大きい旅行を計画しているのと、いまいち長引いた風邪から体力が回復していないのでお休みすることにしました。ですので去年と一昨年の様子を書くことにします。




David GuettaとAfrojack




 まずミュージックカンファレンスというのはなんぞや、ということですが、簡単に言うと、世界中からトップクラスのDJが集まってあちこちのクラブで素晴ら しいイベントが繰り広げられるお祭りのようなものです。Conferenceというのはしゃれだと思いますが、Conferenceの場所がクラブと考えればなかなか正しい名前かもしれません。

同時期にULTRAという音楽祭も開催されます。以前は時期がずれていましたがここ数年は同じ時期で、しかも今年からは2週連続になりました。これはイベントが収容できる人数に対して、チケットを購入したい人の数が多すぎるからでしょう。2週間でぼろ儲けですね!

このULTRAというのはEDMの音楽祭で、すごいラインアップで3日間楽しませてくれます。ちなみにこれ↓が去年のラインアップです。ULTRAは諸事情により、夜12時で終わるので、そのあとクラブに行くことになります。続く



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